白堊歌集|盛岡一高/岩手県立盛岡第一高等学校

洛水高低両顆珠。

太宰治 道化の華

おとなはそんな訓練を、まづ好意的に言つて、おのれの生活との妥協から得たものとすれば、青年たちは、いつたいどこから覺えこんだものか。 ただ微笑をもつて答へた。 花光浮水上序 菅原文時 たれかいひしみづこころなしと、ぢようえんのぞみてなみいろをへんず、 たれかいひしはなのいはずと、けいやうげきしてかげくちびるをうごかす、 誰 ( たれ )か 謂 ( い )ひし 水 ( みづ ) 心 ( こころ )なしと、 濃艶 ( ぢようえん ) 臨 ( のぞ )んで 波 ( なみ ) 色 ( いろ )を 変 ( へん )ず 誰 ( たれ )か 謂 ( い )つし 花 ( はな )のいはずと、 軽漾 ( けいやう ) 激 ( げき )して 影 ( かげ ) 唇 ( くちびる )を 動 ( うご )かす 誰謂水無心。

5

柳田国男 遠野物語

」小菅は聲をひくめて語りつづけた。 早冬 白居易 しいじれいらくしてさんぶんげんじ、 ばんぶつさだとしてくわはんしぼむ、 四時 ( しいじ ) 零落 ( れいらく )して 三分 ( さんぶん ) 減 ( げん )じぬ、 万物 ( ばんぶつ ) 蹉跎 ( さだ )として 過半 ( くわはん ) 凋 ( しぼ )めり、 四時牢落三分減。

気になる歌人/歌

このやうな嘘には、ひとはうつかりひつかかる。

18

和漢朗詠集

大なる哉東都の親玉株。 自殺幇助罪といふ奴だ。

4

和漢朗詠集

磨囲山月正蒼々。

10

010

鳳為王賦 賈島 たがいへのへきじゆにかうぐひすなきてらまくなほたれ、 いくところのくわどうにゆめさめてしゆれんいまだまかず 誰 ( た )が 家 ( いへ )の 碧樹 ( へきじゆ )にか 鶯 ( うぐひす ) 啼 ( な )きて 羅幕 ( らまく )なほ 垂 ( た )れ、 幾 ( いく ) 処 ( ところ )の 華堂 ( くわどう )に 夢 ( ゆめ ) 覚 ( さ )めて 珠簾 ( しゆれん )いまだ 巻 ( ま )かず、 誰家碧樹鶯啼而羅幕猶垂。

19

010

柳化物松賦 紀長谷雄 きうかさんぷくのあつきつきに、 たけにさくごのかぜをふくむ、 げんとうそせつのさむきあしたには、 まつにくんしのとくをあらはす、 九夏(きうか)三伏(さんぷく)の暑(あつ)き月(つき)に、 竹(たけ)に錯午(さくご)の風(かぜ)を含(ふく)む、 玄冬(げんとう)素雪(そせつ)の寒(さむ)き朝(あした)には、 松(まつ)に君子(くんし)の徳(とく)を彰(あらは)す、 九夏三伏之暑月 竹含錯午之風 玄冬素雪之寒朝 松彰君子之徳 河原院賦 順 じふはちこうのさかへはしもののちにあらはる、 いつせんねんのいろはゆきのうちにふかし、 十八公(じふはちこう)の栄(さかへ)は霜(しも)の後(のち)に露(あら)はる、 一千年(いつせんねん)の色(いろ)は雪(ゆき)の中(うち)に深(ふか)し、 十八公栄霜後露。 葉藏にせよ、飛騨にせよ、また小菅にせよ、何もあんなにことごとしく氣取つて見せなくてよい。 劉禹錫 かしゆはいへ 〳 〵はなはところ 〳 〵にあり、 むなしくじやうやうのはるをくわんりやうすることなかれ。

6